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リサイクルファクトリー様:堆肥の温度管理を人による計測からサーモカメラでのモニタリングへ移行

2023年12月06日

インタビューは リサイクルファクトリー株式会社 代表取締役 本村信人様にご協力いただきました。

インタビュー参加者 リサイクルファクトリー株式会社 代表取締役 本村信人様

導入テーマ ・生ゴミを堆肥に加工する過程での表面温度管理 ・今後は敷地内のセキュリティ対策にもサーモカメラ活用を検討

貴社の事業と、普段の業務について教えてください。

リサイクルファクトリー株式会社は、北海道の千歳市で産業廃棄物処理の仕事を行なっております。一般家庭のゴミとは異なり、企業が出す処理が困難な廃棄物を私たちが引き取り、処理を行なうことが主な事業となります。

また、私は、当社でのキャリアは約15年となり、2020年からは代表取締役に就任しております。決まった業務というよりは会社全般の業務を横断して見ています。今回はDX施策の一環として、サーモカメラの導入推進に取り組みました。

業務の中で感じていた課題について教えてください

今回のサーモカメラ導入に関わる領域ですと、当社の生ゴミ処理におけるオペレーションに課題を感じていました。 収集した生ゴミは、北海道内の農家さんが使う堆肥として発酵させる作業を当社で行なっています。生ゴミを堆肥に加工する過程で温度をあげて発酵させる手順がありますが、発酵で生じるにおいはどうしても取り除けません。そのような環境の中、人間が点検業務として毎日温度を計測しており、会社としても負担をかけてしまっているという申し訳ない気持ちがありました。

また、発酵を正常化させる上で不可欠である温度管理も維持管理が難しく、改善が必要な状況でした。例えば、肥料の攪拌などは機械が行うのですが、人が担当するのが堆肥の内部温度を上昇させるような調整作業です。一定の含水率が保たれているかを確認したり、そのほかにも発酵を促進するような作業は人間の手で行われています。

サーモカメラの導入に至った背景を教えてください

以前から、サーモグラフィーなどの温度を計測するカメラに興味がありました。どうしても高価なので、決定的な導入に至る要因はありませんでしたが、LiLzさんのサーモカメラは自動で簡単に温度を読み取って、規定値に達するとアラートを出すという機能性に惹かれました。

トライアル導入をさせていただきましたが、実際に現場からもデータがよく取れているというフィードバックがありましたので、これは使えるなと。そこで本格導入を決定しました。

他社のサーモカメラも検討したものの、どうしても人が現地でシャッターを押して撮影をするという手順は避けられなかったため、自動撮影機能によりオペレーションを仕組化できるLiLzさんに決定しました。

サーモカメラでは現在堆肥の表面温度を計測しているのですが、今後は計測を続けながら堆肥内部の温度を予測できるような独自のデータを蓄積していければと考えております。

今後サーモカメラやLiLzに期待することがあればお願いします。

防犯面での活用に期待しています。熱源が侵入するとアラートがとぶという使い方だと、より業務の負担が軽減されると考えています。というのも、私たちは北海道の自然豊かな場所に事業所を構えており、場内に野生動物が侵入することも少なくありません。 過去、アライグマが敷地内に置いてある重機のエンジン部分に侵入し、コード類を齧って壊してしまう・アライグマに気づかすエンジンをかけてしまうなどの事故が続いた結果、エンジンがダメになってしまって修理に300万円ほどのコストがかかってしまいました。

アライグマに対してセキュリティという表現はおかしいですが、カメラを高いところに設置し、広範囲をカバーして熱源の侵入を探知するという使い方も面白いのではと考えています。

最後に、御社の今後の展望を教えてください

現在、北海道の千歳市を拠点に事業を推進しておりますが、札幌への展開に向けて事業所の工事を行なってるところです。 今後、少ない人数で業務を回していく際、IT技術を活用して仕事がしやすいよう整備していく予定です。仕事がしやすい環境になればおのずと業務効率も上がり、経営がうまくいくことで社員に還元できるという全員がwin-winの関係になれるよう、さまざまなソリューションを活用していきたいと考えております。

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導入企業様:リサイクルファクトリー株式会社 

リサイクルファクトリー株式会社 代表取締役 本村信人様

インタビューにご協力いただき、誠にありがとうございました!

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