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ウマ娘で遊んでいたら東京から沖縄に移住してしまった話 ~LiLz 1人目の社員として入社しました!~

2023年03月16日

はじめまして!LiLz株式会社でカスタマーサクセスマネージャーをしております藤井と申します。
私は2021年11月にLiLz株式会社で初めての社員として入社しました。
私以外は全員創業者という環境でしたが、日々楽しく働いています!

今日はタイトル通り、「ウマ娘で遊んでいたら東京から沖縄に移住してしまった話」と、少し意味不明な内容ですが、私の自己紹介も兼ねてタイトル回収したいと思います。

目次

  1. これまでのキャリア
  2. 楽しかったプロジェクトマネジメント
  3. ウマ娘にこれまでの価値観が破壊されるまで
  4. ウマ娘の影響で沖縄に移住するまで
  5. 1人目の社員としてカスタマーサクセスとして入社してから

これまでのキャリア

株式会社SHIFTで約5年間、AIスタートアップで約3年間働いた後、LiLz株式会社へ入社しました。
SHIFTではソフトウェアの品質保証を軸に、ガッチガチのウォーターフォール開発プロジェクトのPLや、お客さんのQA組織の立ち上げのPMなど、プロジェクト管理に関わる経験をたくさん積ませて頂きました。SHIFTでは仕組み化・標準化を非常に重視する会社で、誰もが再現性高く品質を保証できる仕組みを学ばせてもらいました。
新卒1年目のときは、ラッキーなことにJavaを使ったテスト自動化にも携わらせて頂き、開発に関する経験もできました!
プログラミングが全然向いてなくて当時は辛かったのですが、この経験があったおかげでAIの簡単なライブラリなら自分でも動かせるくらいにはなりました。

朝までテストして、築地のすしざんまいで朝ごはんを食べる後の様子

AIスタートアップへ転職後は、流行りのDX(Digital Transformation)の流れもあり、エンタープライズ企業を中心に多くのDXプロジェクトにて、プロジェクトマネージャーとしてAIの開発・導入をしてきました。
SHIFTで働いているときは、携わることのできる範囲はテスト工程がメインでしたが、転職後は、企画→PoC→要件定義→本番開発→テスト→稼働 までのプロセスを一通り経験しました。
また、自然言語処理に関するプロジェクト全般を統括し、並行稼働する複数プロジェクトのラインマネジメントや、AIに関する研究開発のロードマップ策定・ビジネスへの転換、コア技術を利用したプロダクト開発の管理など、とにかく自然言語処理を流行らせるべく、できることは全力でやってきたつもりです(笑)

楽しかったプロジェクトマネジメント

AIに関わるプロジェクトマネジメントはとにかく楽しかった経験がほとんどです。特に優秀な研究者が新たに開発したAIアルゴリズムをビジネスへ転用し、お客さんへ価値提供するまでの一連のプロセスは、何にも代えがたい経験です。

学習データのダンボールの山と一緒にすしざんまい!

これまでの品質保証を通した開発を支援する立場から、プロジェクトマネージャーとして開発の主体となることで、作ったものが役に立たない恐怖、本番障害の恐怖等、様々な困難に直面し、乗り越えることができたと思います。
特に、本番障害が発生した際に、修正版のdocker imageがエンジニエアからpushされ、ローカルでdockerを立ち上げて、休日返上でテストしていたのも今は良い思い出です。
そんな折、2021年2月14日にCygames社からウマ娘 プリティーダービー(ソーシャルゲーム)がリリースされました...

ウマ娘にこれまでの価値観が破壊されるまで

私がウマ娘をインストールしたのは2021年の4月ごろです。
元々、福島競馬場から徒歩10分の場所で生まれたこともあり、幼少期から両親に競馬に連れていってもらったこともあり、競馬を日常に感じる生活を送っていました。
ちなみに、私が競馬を楽しんでいた頃はゼンノロブロイがシンボリクリスエスとしのぎを削っている時期です。

福島競馬場に足しげく通っていました!写真はレースを一切みてないけど。。

そのような環境で育った中、ウマ娘を遊び始めたのですが、そのクオリティの高さに私の価値観を大きく破壊されることになりました。

プロジェクトマネジメントで最も重要だと言われているのがQCDS (Quality:品質、Cost: 予算、Delivery: 納期、Scope: 開発範囲)の考え方です。お客さんの実現したいGoalに対して、QCDSをコントロールしながら、役に立つプロダクトを作り納入することを私は常に意識していました。
一方で、ウマ娘はなんとリリースを3年延期させ、品質の向上に時間を注ぎ込んでいます。
その結果、MRRベースで約100億円の大成功を収めたと報道されています。

もし自分がウマ娘のプロダクトを統括していたら・・・
恐らく、リリースを3年も延期させることなく、「まずはリリースしてユーザーフィードバックを集めよう」等言い訳をしながら、リリースしていたと思います。その結果、中途半端なクオリティでそこそこの成功で終わってしまうことが簡単に想像できてしまいました。。。
元々、SHIFTで働ていたこともあり、QCDSのコントロールでなく、Qに振り切ることで成功したウマ娘の事例に大きく価値観を揺さぶられることになりました。

これまでは、お客さんの限られた予算の中で、質が高く納期通りに開発をすることを意識しており、お客さんもそれに納得してくれていました。しかし、自分の中ではもう少し期間があれば、AIの精度をもっと高められたり、使いやすさを高めることができると思ったシーンも多かったのが事実です。
そのような状況の中、品質で大成功したウマ娘を目の当たりにし、「もっと品質に拘るプロダクトに関わりたい~~~!」といった思いが私の中で強くなっていきました。

ウマ娘の影響で沖縄に移住するまで

ウマ娘の影響で「もっと品質に拘るプロダクトに関わりたい~~~!」という思いを抱くと、やはり自社プロダクトを開発している会社に興味を持つようになります。
これまでのキャリアでは、一貫してBtoBに携わってきたので、BtoB SaaSで面白い会社を探すような日々を送るようになりました。
また、AIスタートアップで働いていてきた経験から、一番面白かったプロジェクトは、製造業の方たちと実行したプロジェクトでした。
製造業の現場の人は単純な費用対効果だけでなく、技術面に関してもみっちり確認をする風土がある会社が多く、プロジェクトを通して、技術面について深く議論ができ、とても楽しかった経験があります。
そのため、新しい職を探す軸としては、以下の3つが中心となりました。

  • 品質を重視してプロダクトを開発していること
  • できればAIに関わり続けたい
  • 製造業等、現場系の領域だとなお嬉しい

そんな中、スタートアアップ専門の求人サイト アマテラスを眺めているときに見つけたのがLiLzです。
当初は「沖縄にも自社プロダクトをつくっている会社があるんだ~」くらいにしか思っていなかったのですが、面接を通してCEO大西とCTOクバのプロダクト(LiLz Gauge)への拘りをヒシヒシと感じることができ、気が付いたらLiLzに入社したいという思いが強くなり、沖縄移住も決めてしまいました!

1人目の社員としてカスタマーサクセスとして入社してから

カスタマーサクセスマネージャーとして、入社後に最も驚いたのがプロダクトの完成度の高さです。
AIスタートアップで働いていたときは、AIに関するソリューションの企画から稼働まで1~2年かかるのが普通でした。一方で、LiLz Gaugeは、納入したその日から効果を感じて頂けることが多く、その完成度の高さに改めて驚かされました。
これまでAIを活用したDXに関するプロジェクトは本社の企画部のような人たちが考え、現場の人に落とし込む形が中心でした。DXはトップダウンで落とし込むものだという論調が一般的には多く、DXを進めるには本社の人が現場のハレーションをコントールしながら、企画を落とし込むケースをたくさん見てきました。
一方で、LiLz Gaugeは現場の人からの評判が高く、逆に本社のDX部を介さずとも導入できるプロダクトとなっており、今までのDXとはまったく逆のボトムアップな体験を提供できると確信するに至りました。

海外の展示会へも参加してきました!@デスバレー

私はアイデアマンではないので、0→1が得意な人材ではありません。
その一方で「1」を限りなく大きくできる能力が自分の市場価値を高めることに繋がると思っています。そのため、カスタマーサクセスという顧客に近い立ち位置で顧客満足度の向上だけでなく、再現性高く満足してもらえる仕組みの構築や、プロダクトの品質向上に関わる仕掛けを多数考え、実行していける人材になりたいと思います!

LiLzではプロダクトの完成度に拘りを持っています!
カスタマーサクセスも大募集中ですので、興味がある方はぜひHPを御覧ください