LiLz

広大な発電所内の巡視点検・記録業務をリモート化。紙記録の手間と現場移動の負担を削減

2026年06月26日

インタビューは、九州電力株式会社 新小倉発電所 様にご協力いただきました。

新小倉発電所の事業と、日常業務について教えてください


新小倉発電所は、北九州市に位置する九州電力の火力発電所です。LNGを燃料とした環境負荷の低い発電と、需給変動に対応する柔軟な運転により、地域の安定した電力供給を支えています。発電所は敷地が広く、点検対象も多岐にわたります。現場の巡視点検だけでなく、記録の確認や管理業務も含め、幅広い業務を行っています。実際にLiLz Gauge(以下、リルズゲージ)を利用しているメンバーは複数名おり、現場で取得した情報をチーム内で共有しながら活用しています。

リルズゲージの導入以前、どのような課題がありましたか?

以前は、点検結果を紙に手書きで記録していました。1日三交替、昼間や夜勤帯など決まったタイミングで現場を回り、数値を確認して記入する運用です。紙の記録は、途中で書き間違えると修正がしづらく、場合によっては新しい用紙に書き直す必要がありました。複数人でリレーのように記録していくため、誰かが途中で間違えると後続の作業にも影響します。記入スペースも限られており、小さな欄に多くの情報を書き込む負担もありました。また、敷地が広いため、点検場所まで移動するだけでも時間がかかります。特に、現場まで行って確認しなければならない箇所は、移動負荷が大きな課題でした。

リルズゲージをどのような用途で活用されていますか?

発電所内の設備メーターやレベル計など、現場で目視確認していた対象に活用しています。これまでは人が現場に行き、メーターの数値や設備の状態を確認していましたが、現在はリルズゲージで撮影した画像と読み取り値をクラウド上で確認できます。現場まで行かなくても、その時点の状態を画像で確認できる点は非常に便利です。また、取得したデータはRPAとも連携し、記録業務の自動化にも活用しています。単に画像を見るだけでなく、既存の業務フローの中にデータを取り込み、記録や集計の効率化につなげています。

導入によって、業務はどのように変わりましたか?

一番大きいのは、現場に行く回数が減ったことです。もちろん、人が現場に行って五感で確認することには意味があります。音やにおい、振動など、現場でしか分からない情報もあります。ただし、毎回すべての確認を人が現地で行う必要はありません。リルズゲージで画像と数値を確認できるようになったことで、現場へ行くべきタイミングを判断しやすくなりました。また、記録を取る工数も大きく減りました。紙に手書きしていた頃と比べると、記入ミスや書き直しの負担が減り、確認作業もスムーズになっています。

リルズゲージがなくなったら困りますか?

困りますね。今では、確認したいときにクラウド上で画像や数値を見られる状態になっています。「あれはどうだったかな」と思ったときに、現場へ行かなくても過去の画像や記録を確認できます。現場の状態を後から振り返れる点も便利です。

導入時に感じたことや、LiLz(以下、リルズ)への印象を教えてください

導入にあたっては、カメラの設置や設定、読取り精度の調整など、現場ごとの工夫が必要でした。例えば、燃料タンクのレベル確認では、フロートの色や画角によって読取り精度が変わるため、現場に合わせた調整を行いました。リルズ担当者様には、そうした現場ごとの事情を踏まえて親身にサポートしてもらっています。製品として自分たちで使いやすいことも大切ですが、実際に多数のカメラを導入していく中では、設置や設定に関するノウハウも重要です。その点で、サポートを受けながら進められるのは助かっています。

今後、さらに活用したい領域はありますか?

今後は、構内排水槽のレベル管理など、現場に行かずに確認できる範囲を広げていけるとよいと考えています。また、トラブルが起きたときに、その前後の状態をより細かく確認できる仕組みにも関心があります。動画のように連続的に確認したい場面もありますが、バッテリー運用との兼ね合いもあるため、異常時だけ撮影頻度を上げるなど、現場に合った使い方ができるとよいと思います。

リルズゲージを検討している方に紹介するとしたら、どのように伝えますか?

おすすめです。広い敷地の中で、毎回現場まで行って確認している点検箇所があるなら、リルズゲージを使うことでかなり楽になると思います。現場へ行かなくても、その時の画像や数値を確認できるので、記録業務や確認作業の負担を減らせます。もちろん、すべてをカメラに置き換えるのではなく、人が現場で確認すべき点検と、リモートで確認できる点検をうまく使い分けることが大切です。その意味でも、発電所のように広大な設備を持つ現場では、導入効果を感じやすいサービスだと思います。


導入企業:九州電力株式会社 新小倉発電所 様
インタビューにご協力いただき、誠にありがとうございました!

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